花療法の基礎は、中国で伝承されてきた花と人とのかかわりに由来します。
中国では、花を生活に取り入れることにより気持ちをリラックスさせたりリフレッシュさせたりと心身を癒す方法として花療法が伝えられてきました。
この中国からの花療法を、花だけでなく葉や茎を含めた植物全体 (色、香り、触感、形)が放つ「気」、そして 色や形の組み合わせの効果にも注目し、発展させたのが「ナチュラリズム」理論です。
自然界のものに接することは、本来同じ自然界に生きる人にとって、ひとつの回帰であり、癒されることでもあります。
森林浴、庭でくつろぐ、散歩しながら街路樹や道端の花を眺める、花を飾る、活ける、植物を育てる・・・ 全てが自然界からの「気」に癒されることです。
また、自然界の色は、作られた色ではない色です。この自然の色を上手に 生活に取り入れることで、さらに目的にあった効果が期待できます。
ナチュラリズム理論に基づき、植物の効果と配色効果を組み合わせて、状況・目的に合った花あしらいを提供するのが、「ナチュラルセラピー」です。
そして、このナチュラルセラピーの効果の度合いを、より客観的に捉えられるよう、植物の効果と配色効果 双方の視点から効果レベルを定量的に表したのが「効果ニュアンス」です。
複数の植物を組み合わせることによって得られるアレンジメントの効果も効果ニュアンスで表すことができます。